ちょっとリッチ部

少しでも満足感を高める生活を

夢をかなえる1杯430円のラーメン

スポンサーリンク

「私はスガキヤラーメンが好きだ!」どうした急に。というのは私は幼い頃、ショッピングセンターに連れていかれたとき、唯一の楽しみは「スガキヤラーメン」を食べることでした。

f:id:ignispark:20150625125948j:plain

特に味が好きでスガキヤをひいきにしていた訳ではありません。
昔はラーメンが今ほどメジャーではなく私のまわりではラーメン=スガキヤだったのです。

ラーメンが食べたい私は自然とスガキヤが好きになったのでした。

大阪にいるとなかなかスガキヤには出会いません。いつしかスガキヤのことを忘れて生活していました。

ある日、ショッピングセンターに行きフードコートに行くと「スガキヤ」があるではありませんか。

私はいちもくさんにスガキヤに向かいました。

f:id:ignispark:20150625130446j:plain

スガキヤには昔はなかったざるラーメンのようなメニューがありました。私にはそんなスガキヤ一押しメニューは目に入りません。

狙うは幼き頃に食べたノーマルなラーメンです。そして、注文します。

昔は親が許さず、主役的な具のないシンプルなラーメンしか食べれませんでしたが、私は今や立派な大人です。

注文すべきは一番豪華な玉子肉入りのラーメンです。
豪華と言っても430円です。さすがスガキヤは庶民の味方です。

そして、やって来ました念願の豪華なラーメン。

f:id:ignispark:20150625130946j:plain

食べると懐かしい。和風ダシの効いたとんこつ味です。麺は特になんでもないシンプルな食感。

子供からお年寄りまで食べられるラーメンです。ここにスガキヤの強さがあります。

私には絶対にやりたい夢がありました。幼い頃あこがれたスガキヤラーメンに玉子を入れ、麺にからめて食べる。いよいよ、その瞬間が訪れます。

f:id:ignispark:20150625131415j:plain

今、夢が叶いました。やさしく、まろやかなスガキヤラーメンの誕生です。

そして私はスープを飲み干し。幼き頃の自分の夢を味わいました。

f:id:ignispark:20150625131539j:plain

誰にでも幼き頃の思い出や夢はあります。それらは大人になると意外に簡単に実現できる場合があります。

私は今回430円で幼き頃の自分に会い、やりたいことを叶えてあげることができました。

人生は幼き頃の自分から今まで続いている。あの頃の思い、今はたしてやったぞ!という気持ちになりました。

これぞ自分への恩返しです。とても温かく、大人になった実感がありました。

1杯430円のラーメンは価格以上に価値があり、自分を見つめる機会になりました。

これもスガキヤラーメンがずっと生き延びたおかげです。ありがとう、スガキヤラーメン。私は立派な大人になりました。