友達との再会でちょっとリッチな気分にさせる作法
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田舎に帰り、10年ぶりに友人に偶然会いました。
10年ぶりと言ってもお互いに面影はあり懐かしい気分になれました。
10年ぶりには様々な10年があります。
例えば40才の時の友人に50才で会えばそれほど抵抗や恥ずかしさはないだろうと思います。
少し微妙なのは15才の時の友人に25才で会うようなパターンです。
25才は人生の分岐が始まっている時期で、まだ10代のノリの人もいれば、社会にもまれ大人な落ち着きを放つ25才もいます。
こんな場合、かなりの確率でお前変わったなと言い合うことになります。
今回、私が味わった再会は20代の友人に30代で会うパターンです。
30代ともなればもうお互い立派な大人です。
おっさんの始まりの時期でもあります。再会した時にどの程度フランクに接するべきか難しい多感な年頃です。
でも、そんなデリケートな悩みを友人は一気に払拭しました。
友人の第一声は、「久しぶり~元気してた?ずっと会いたいと思ってたよ。」
なんてフランクなんだお前は。
私は思わずこう言いました。
「10年ぶりに会ったのに普通に話始めんなよ。」
再開とは恥ずかしく緊張するものですが、友人の第一声のおかげで久しぶりに会ったのにその瞬間から打ち解けることができました。
人間関係で一番重要なのは普通に自然に振る舞うことなんだなと思いました。再会が嬉しいなら普通に嬉しさを表現するべきです。
嬉しいのにかしこまると自らコミュニケーションのハードルを上げることになります。何も考えずに自然に振る舞うことは難しいけど、心で通じ会うって自分を飾らないことなんです。
友人を見てそう思いました。
ストレートに気持ちを伝える。素晴らしい振舞いです。
友人の第一声は10年の距離を一気に吹き飛ばしました。これってスゴイことであり、私は嬉しくちょっとリッチな気分でした。
友人は家族みたいなもの、あらたまっても意味がありません。気持ちをぶつけて心を通じあう。友達って素敵な仲間です。