ちょっとリッチ部

少しでも満足感を高める生活を

私がミニマリストになれない理由

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ミニマリストなライフスタイルが流行っています。ミニマリストとは最小限をモットーとするものです。

オシャレで何もないシンプルな部屋を実現したり、ムダのない生活を目指すミニマリスト。私は尊敬しますが、なりたいとは思いません。

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物があふれる時代。ムダの無い生活をして常に綺麗な環境をつくる努力は素敵ですが、私は「何か大切な物まで失ってしまいそう」と感じています。

私にはミニマリストは最終的に効率を重視した生活を目指しているように感じます。
例えば、服選びに迷わない、掃除が楽になる、物がすぐに見つかるなど、ムダの無さから来るメリットは効率的な生活につながるからです。

効率を重視するのは一般的に良いとされていますが、私はムダや手間の中にも大切な物があると思います。

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インターネットが普及し言葉の意味を調べるとき、ピンポイントで調べることができます。辞書を開くよりも早く、楽になりました。

その反面、辞書にあった気づきを失ったと言われています。辞書はめくりながら目的の言葉を探すとき、目的外の言葉も目に入ります。

目的外の言葉が目に入るのは、とても教養に良いと言われています。想定外の言葉に出会うことができるからです。

私はこの辞書によく似た感覚より、洗練されたシンプルな生活は私の好奇心や気づきの機会を失う可能性があると思っています。

ミニマリストなら要らないギターは捨ててしまいます。でも、捨てなかったら置いているギターに目がとまり、老後の生き甲斐に変わるかもしれません。

この気づきやキッカケを失うことを私はもったいないと思っています。今は不要でも「幸せの芽」かもしれない。そんな感覚が捨てがたいです。

だから、今必要な物のみを揃えるミニマリストになることができません。

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ムダと思う物は本当に捨ててよいのか。
この判断は難しいです。捨てた物は帰ってこないので慎重な判断が必要です。

将来必要になるなら、後から買えば良いとも言えますが私は置いておきたい。

綺麗な部屋は気持ち良いですが、私は散らかっていても好奇心がわき、昔や未来の思いやキッカケが詰まった部屋に住みたいです。
散らかりムダがあってもワクワクする部屋の方がちょっとリッチだと思います。

綺麗な部屋にワクワクできるミニマリストがうらやましいです。残念ならが私の価値観はミニマリストでは無いようです。